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「獣」達の時代とその終焉

キリスト教聖書解釈学では、聖書の解釈は、基本聖書内の記述からするという原則を踏まえて解釈された「獣」は国家を表しており、その解釈の基礎になっているのがダニエル書7章4~7に登場する「獣」である。その上で、『「獣」達の時代』とは、聖書全般に出てくる「獣」という記述が伝える...

自由民主主義韓国は消滅するのか?

 今韓国で起こっていること

朴槿恵の弾劾・罷免に伴い2017年5月9日の大統領選挙で文在寅(ムン・ジェイン)氏が当選し、同年5月10日に大統領に就任した、「救う会」西岡力会長によれば文在寅政権は革命政権だという。

昨年2018年2月9日~2018年2月25日韓国で平昌オリンピックが開催されたがその前にこいうことがあった。2018年2月10日、大統領府を訪問した金与正北朝鮮労働党中央委員会第1副部長と、故シン・ヨンボク先生の「通」という文字の書画と版画家のイ・チョルス氏の朝鮮半島版画作品を背景に握手している=大統領府写真記者団//ハンギョレ新聞社何気ない友好の雰囲気を漂わせる1枚の写真だが、ハンギョレ新聞によればこの写真が撮影された場所は大統領府青瓦台だ。


注目して欲しいのはこの「書」を書いたのは誰なのか?ということだ。同じく記事によればこの書を書いた人物は、申栄福(シン・ヨンボク)なる人物だ。彼が一体誰なのかを知らなければならない。

申栄福氏がどのような人物なのか?西岡氏の著書や講演会で語られている内容をもとにまとめてみた。彼は60年代「統一革命党」という地下組織の創設メンバーで、統一革命党事件で逮捕され死刑判決を受けたが一時思想転向を経て減刑され1989年に出所している。元韓国陸軍士官学校教官である。

この書に書かれてある「通」は何を意味しているのか?南と北が良く疎通するという意味なのか?文在寅大統領は申栄福氏を大変尊敬しているようである。故申栄福氏は文在寅大統領のメンターだ。

更に続けて西岡氏の発言から引用してみることにする。昨年国連で文在寅大統領は誇らしげに「ローソク革命政権」だと言っている。しかし、彼は1987年の現憲法下で選挙によって選ばれた大統領なのに何故このように言うのか?文在寅大統領は当選した日にこように語った。「自分の政権は第三番目の民主政権だ」

1987年の憲法の下で6人の大統領とその政権が直接選挙によって選ばれている。西岡氏によれば彼は何故第三代目の政権と言ったのか、それは彼が認める政権は金大中、廬武鉉、そして三番目の文在寅ということらしい。


 赤く染まった青瓦台と司法

過去文在寅大統領が認める政権、金大中政権、廬武鉉政権以外の政権金泳三、李明博、朴槿恵は認めていない。これらの政権で行ったことを「積弊」と呼び、文在寅大統領の選挙公約が「積弊清算」である。

それではこの積弊清算とはどのようなものか、文在寅大統領が選挙前に書いた書物によれば「積弊清算とは韓国の主流勢力を交代させることだ」と言っている。果たして彼が掲げている民主主義とは自由民主主義ではなく、北の人民民主主義ではないだろうか。

今日本でも問題になっている所謂「徴用工」(実際はほとんどが応募工だった)問題、この担当が李 洛淵(イ・ナギョン)国務総理彼は東亜日報東京特派員も務めたことのある合理的人物らしいが、そんな人物が就任直後公務員を集めて「自分の政権はローソク革命に奉仕する政権である」と語ったと言う。そして就任後すぐに行ったことは国家情報院の粛清人事である。

国家情報院の積弊清算がどのように行われたのか、先ず民間のグループを作り,そのグループに「積弊清算をする」と言って北の工作を行っていた国家情報院のコンピュータへアクセスさせ、今まで行っていた積弊を暴くといって対北工作をめちゃくちゃにした。国家情報院は韓国内の対南工作のスパイも取り締まっていたが、これもマヒさせた。更には国軍機務司令部(憲兵隊、軍の対南工作スパイを取りしまる機関)もマヒさせている。
     左の人物が任鍾晳(イム・ジョンソク)氏

文在寅大統領就任後、青瓦台大統領府秘書官の内6人が「主体思想派」に代えられた。その代表的人物が任鍾晳(イム・ジョンソク)氏だ。彼は大統領府秘書室長であり、実質NO2の人物だ。彼は80年代地下サークルに入って主体思想を学んでいる。1989年平壌で行われた世界青年学生祭典(1988年ソウルオリンピックに対抗して行われた文化祭)に自分のグループ全大協(全国大学代表者協議会)から、女子学生林秀卿氏を派遣し、その罪で懲役刑に服した。


更に司法も真っ赤である。文在寅大統領が大法院の長官に指名したのが金命洙(キム・ミョンス)氏である。彼は江原道の地裁の判事から、大法院の判事すらも経ず一気に長官の位置まで上り詰めた、考えられない抜擢である。彼は「ウリ法律研究会」の会長を務めていた。もちろんレフトサイドの人物だ。

 危険な反日民族主義

金日成は「共産主義で韓国を工作してもだめだ、民族主義を使え」と言った。朴正煕は親日で李承晩は韓国から米帝と親日を完全に断ち切れなかった。民族主義から見ると北は完全に外国勢力を排除している。金泳三大統領は「いかなる同盟よりも民族が優先」と語った。

今韓国の文在寅政権は国民の情緒を煽り、理性を失わせ反日民族主義へと向かわせている。日本も10年前「一度やらせてみようではないか」とマスコミに煽られた国民が民主党政権を誕生させた。あの時日本をすっぽりとサタンが覆っていた。もしあのまま民主党政権が長期政権で、韓国の文在寅政権と連携していたと想像すると恐ろしい話である。

日本も10年前に革命が成功したと見るべきではないだろうか。しかし、彼らの相次ぐ失政と3.11によって短期政権で終わらせることができた。あまりにも犠牲が多すぎたような気がする

最近ジムロジャースと言う投資家がやたら中国と韓国をほめちぎっている。彼はジョージソロスとともにクアンタムファンドを立ち上げ、10年で4200%の利回りを達成させた大変有名な人だ。所謂ハゲタカだ。韓国の為替相場はワロス曲線というチャート波形が出て話題になっている。韓国中央銀行のあまりにもわかりやすい買い支えでヘッジファンドが大喜びをしている。

恐らくアメリカは中国の市場開放が最終的目的ではなく、共産党の一党独裁を潰すのが目的のようだ。その為に経済というツールを使っているに過ぎない。自由な資本移動ができるようになれば中国共産党は恐らく持たないだろう。今韓国と中国でキャピタルフライトが起こっていると言われている。

米投資家ジョージ・ソロス(George Soros)氏は2019年1月24日、スイスのダボス(Davos)で開催中の世界経済フォーラム(WEF)の年次総会(ダボス会議)で講演し、中国の習近平(Xi Jinping)国家主席は先端技術を用いた監視体制を支配し、自由社会の「最も危険な敵」であると批判した。

 歴史の同時性 マサダの悲劇

果たして歴史は繰り返すのか?前回の投稿でも書いたが、2000年前のイスラエルで起こったことが繰り返されないとは限らない。現代は安易に物理的破壊を伴う戦争に移行しないだろうが、経済の戦争ならば可能だと見るべきだ。もし、経済戦争を仕掛けられた場合、決して外見だけ見ていては分からない。ひょっとしたら既にもう始まっているかもしれない。

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