最近見た映画で大変面白かった映画を紹介したい、「Sicario2シカリオ2」という映画だ。出ている俳優も好きだがストリーが興味深い。アメリカという国は昔からハリウッド映画でプロバカンダを行ってきた。世論を政府が向けさせたい方向に誘導するために映画まで制作してしまうのだ。
このブログでは映画の解説やストーリーの紹介などしないが、必要な箇所だけストリーを解説する。「Sicario2シカリオ2」という題名だが”2”というくらいなので当然”1”もあり、こちらももちろん見ています。邦題は「ボーダーライン」と「ボーダーライン ソルジャーズデイ」なのであまりピンとこない。"Sicario"とはスペイン語で「殺し屋」のことを言うようだが、元々の語源は2000年前のイスラエルの熱心党を指して言う言葉らしい。
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原題Sicario 第一作目の作品 |
邦題はアメリカとメキシコの国境間で繰り広げられる麻薬カルテルとの壮絶なバトルを描いているので「ボーダーライン」にしたのか分からないが、映画の内容を見ると原題ほうがピンとくる。この映画を見るとトランプ大統領の、「メキシコとの国境に壁を作る」とう政策を選挙公約にまで掲げた理由が良く理解できる。
さて、この映画に登場するCIA工作員マット・グレイヴァー(ジョシュ・ブローリン)がなんと中米、南米の麻薬カルテルをコントロールするために、嘗ては南米から北米までの麻薬利権を支配していたコロンビアの麻薬カルテル(メデジンカルテル)を復活させようと、コロンビアメデジンカルテルに雇われていて、メキシコの組織に妻と子供を殺されたアレハンドロ(ベニチオ・デル・トロ)を使ってメキシコの麻薬カルテルを潰すという、日本では到底考えられないストーリーの内容だ。
これが事実かどうかは確かめようがないが、似たようなストーリーは実際あるのではないだろうか。中東関係では2011年初頭から中東・北アフリカ地域の各国で本格化した一連の民主化運動で実際リビアで起きたアメリカ在外公館襲撃事件を描いた映画、「13時間 ベンガジの秘密の兵士」が面白かった。
この映画は2012年アメリカ在外公館襲撃事件では、在リビアのアメリカ領事館ではクリストファー・スティーブンス駐リビア大使ら4人が殺害された。この時アメリカは軍を投入しなかった。自国民を助けなかったということだ。
何故自国民を助けなかったかは映画の中で描かれている内容を見れば、リビアにはCIAの工作拠点があり、実際は表には出てこない。現地のリビア人を使って内乱を起こさせる工作を行っている。しかし、当該国の人をコントロールするのは難しく、複雑な関係が存在する。アメリカは工作を行っているので当然国際的な影響やアメリカ国内の世論の批判や、議会の批判を受けるため当然正規軍は投入できない。
2010年~2012年頃までの「ジャスミン革命」や「アラブの春」などの一連の民主化革命の背景は、主にはアメリカオバマ政権下での中東政策にある。いつかまた詳しくブログで紹介したいと思うが今回は割愛するとして、これら一連の革命はアメリカの大戦略のオペレーションで行われた、作られた革命だ。決してチュニジアやリビアの一部の国民の意思で発生したものではない。入念な計画と資金が投入されて行われていたことは間違いない。
このブログでアメリカを批判をするつもりはサラサラ無いし、このようなことはアメリカだけではなく工作機関を持つ多くの国が行っている世界の常識だ。日本に住んでいて今の日本の価値基準で国際社会で実際起こっていることを全て理解するのはかなり難しい。
ご紹介した映画に描かれていることは事実世界で起こっていることで、神様の復帰摂理を見るうえで、この現実も含めて見なければならないと思ったからだ。けして小説のような綺麗に丸めて描かれた世界とはかなりかけ離れているということだ。
話を戻すと、2010年~2012年頃北アフリカで起こった一連の民主化革命の背景のざっくりとした説明は、当然確認が取れる内容ではないので、複数のニュースソースと表に出てきているメタ情報をもとに推論した内容であることを予めお断りしておく。
1991年冷戦終了からのアメリカのグランドストラテジーは強大な経済パワーと軍事パワーを使って世界の一極覇権を目指して来たが、中東への軍事介入によって大量の軍事コストがかかり、このグランドストラテジーからの転換を図る必要が出てきた。その契機がオバマ政権の誕生である。ちなみに日本人は大戦略は立てられないと言われていて、どうやら宗教が絡んでいるようだ。
オバマ大統領の選挙資金を出したのはジョージ・ソロス氏で、ジョージ・ソロス氏に資金を出しているのが故デイビッド・ロックフェラーと言われている。因みにこれらの人たちはグローバリストでありコスモポリタ二ストで知られている。ジョージ・ソロス氏はエスペラント語がペラペラだそうだ。
それではなぜ北アフリカでの民主化は必要なのか?正確には自由民主主義と資本主義を世界に展開することによってこれら国際金融資本がどこでも利益を上げることができるシステムを作り上げるためだ。これによって世界が一つになって戦争や紛争のない平和な世界を実現できると考える勢力がこれらの計画を画策し国の政治を動かし、工作資金を提供している。
パワーオブバランス外交への転換
オバマ政権発足時での中国の軍事支出は、二千百億ドル~二千五百億ドルと推定し、2020年までには六千億ドル規模にまで達する:CIAとアメリカ国防大学の分析。オバマ大統領になって大きな戦略転換があった。先ず膨大な経費が必要な軍事費の削減とパワーオブバランス外交を取ることにより、特に中国との関係においては、中国の軍事的な台頭を許容し、摩擦や衝突を極力避けながらバランスをとって行こうという戦略に転換された。
中東、北アフリカでは非暴力による民主化革命を目指し、その指導理論をジーン・シャープが描いた。しかし、オバマ政権下でアメリカ国務省の中にいるグローバリストやパンダハガーによって進めた民主化も新たな紛争と暴力を生み、中国が目指す覇権の拡大を許してしまう結果になってしまった。
もしアメリカの大統領がトランプではなくクリントンが選ばれていたとするならば、オバマ政権の政策はそのまま継承され、朝鮮半島と日本の一部は中国の一部になっていないとは限らない。そうなれば我が国もチベットやウイグルのようにな自治区となり、共産党の教育施設に多くの国民が収容されるだろう。
ISIS“Islamic State of Iraq and Syria”は出現当初から識者の間では訝しがられていた。潤沢な資金とハリウッドの映像技術者をリクルートして作られたプロバカンダ映像等。工作機関の匂いがプンプン漂っていた。事実は確かめようがないがイスラエルのモサドとCIAが絡んでいるのではないかともっぱらの噂が絶えない。もし仮に工作機関がかかわっていたとするならば何故だろう?ディバイド・アンド・ルールだ。
この話も「Sicario2」の中にCIA工作員マッドの言葉として出てくる。事実は分からない。
神様の奥妙な摂理
ここで確認しなければならないことは、今私たちが住んでいる世界を実効支配しているのはサタンとサタン勢力だ。しかし、後天開闢宣布以降神様が主導できる時代圏が訪れた。私はそれを実感している。
抽象的だが、マクロな視点とミクロな視点と両方で見る必要がある。表に出てくる情報だけでは分からない。出来るだけ多くの情報をテーブルに置きそこに神様の摂理というフィルターをかければ見えて来るものがある。そこから来る神様の存在の実感が私にはある。
旧約時代出エジプトしたイスラエルに臨まれた神様がはっきりとした手ごたえで認識できる時代が来たということだ。モーセと一問一答した神様が全て教えてくれる今起こっていることを。
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