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「獣」達の時代とその終焉

キリスト教聖書解釈学では、聖書の解釈は、基本聖書内の記述からするという原則を踏まえて解釈された「獣」は国家を表しており、その解釈の基礎になっているのがダニエル書7章4~7に登場する「獣」である。その上で、『「獣」達の時代』とは、聖書全般に出てくる「獣」という記述が伝える...

変化する戦争の概念と形態

ウクライナ戦争で展開される認知戦Cognitive Warfare

認知戦とは

真意不明の映像・ニュースなどによって世論にはたらきかけ

政治指導者の決断を左右させ

民主主義の基盤である民意を操作する戦い

Dr苫米地英人

認知戦における私の情報の見方

戦争当事者どちらに戦争の正当性があるかや
戦争当事者どちらに正義があるかではなく
情報の信憑性を見ながら判断は自分が行う
神を確信し、自分の判断を最も確信する
「天聖経」(日本語版)第二章家庭を中心とした愛の法度 三、父母は愛の起源

  • 人間の世界は、力の争いが続き、知識の争いが続いています。

  • まだ愛の争いができる時にはなっていないのです。

  • ですから、宗教指導者たちは、「末世になれば自分の時が来る」と言うのです。

  • その末世になれば、こぶしの力や知識の力の時代はすべて過ぎ去り、愛の力だけが残るのです。

  • そのような最後の世界的な覇権時代、その時がまさしく終わりの日になるのです。

  • 力の強いお兄さんが家に帰ってきて、大将になることができるでしょうか。できません。

  • いくら力の強いお兄さんでも、家に帰ってくれば大将になることことはできません。

  • リングでは世界チャンピオンになることができても、家に帰ってくれば大将にはなれないのです。

  • また、博士の学位を数百個ももったお兄さんも、

  • 家に帰ってきて大将になることはできるでしょうか。できません。

  • なぜ、できないのでしょうか。父母がいるからです。

私のウクライナ戦争に対する環境認識(トレード用語)は、ほぼ世界大戦である。軍事面(旧来の軍事的概念)に限れば、ロシア対ウクライナの戦争に見えるが、もっと細かく丁寧に情報(私は一次情報にあたれないので主に文献、メインストリームメディア、Youtube、ブログ、SNS等を中心に見ている)を見れば、アメリカを中心とする多国籍軍対ロシアを中心とする多国籍軍との戦争である。

ロシア軍は市街戦の経験が乏しいため、シリアの特殊部隊が入っているとも言われている。これは、映像でも確認できるが、チェチェン共和国軍の精鋭部隊と、映像では確認できないが、北朝鮮の将官クラスも現地に入っていると言われている(プーチン大統領は北朝鮮特殊部隊の要請も行っているということも言われている)。

また、もう一方では、アメリカを中心とする多国籍軍も、アメリカ・イギリスの特殊部隊が早い段階からウクライナ軍を支援し、ワシントンポストの報道では、中東で戦っていたPMC(PMCはPrivate Military Company 民間軍事会社)も投入されているという。

アメリカ側(ペンタゴン)から毎日のように、ロシア軍兵士の傍受された通信情報が報道で流されているが、これはウクライナの隣国ポーランド上空に、巨大な偵察飛行船にスパコンを搭載し、情報を収集していると言われている。

この偵察飛行船は、アフガニスタンでも、無線や携帯電話を傍受していた。確かオサマビンラディンの携帯電話が傍受され、居場所が特定された時に使われたようだ。


更に認知戦の文脈で言えば、ゼレンスキー大統領メッセージの映像分析では、既にウクライナにはいないのではないかという見方もある。更に流されている映像の一部は、戦争前に既に撮られた映像だと言われている(服装と室内分析)。

ディープステートの存在を、陰謀論の類と一笑し、存在を否定す方がおられるが、現在ウクライナ戦争で行われている、世界規模の認知戦は、国家次元を超えたコンセンサスとパワーがなければそもそも出来ない。

私の認識では、ディープステートという表現は、起源は分からないが、世界的に拡散したのは、トランプ大統領が頻繁に使うようになってからだ。

それではディープステートという概念は突然出てきたのだろうか。1961年1月17日アイゼンハワーの国民への離任演説の翻訳をされた、佐賀大学理工学部教授・豊島耕一氏は、訳の解説で以下のように話している。

軍産複合体の見方(私が勝手につけたタイトルで豊島耕一氏がつけたものではない)

 軍産複合体(Military-Industrial Complex)という概念は、アイゼンハワーがこの言葉を使う前からあったようだ。
 しかし、アイゼンハワーの頭にあった概念は、第二次世界大戦後、急激にアメリカの中で成長した体制である。
 よくある誤解は、これを単に軍部と軍需産業界の結びつきと捉える概念である。
 アイゼンハワーの演説草稿では、これをもともと「軍産学議会複合体」としてあったが
 大統領が議会を非難するのは拙いという理由で「議会」という言葉を削ったように、
 また現在では「軍産学複合体」という言葉でも使われるように、
 アメリカの金融資本、産業資本、軍需産業、政府、官界、議会、産業別利益団体、
 ほとんどの有名大学を巻き込んだ学界、労働界、ほとんどの有名マスコミを含んだジャーナリズム界、広告・広報業界、
 退役軍人の団体、各州地方の利益団体、宗教界などなどを巻き込んだ広範な概念である。
 その萌芽はマンハッタン計画を中心とした「核兵器開発」体制とその後の展開に典型的に見られる。
豊島耕一氏の解説に引き付けて見てみると、軍産複合体とディープステートを、一つの意思を持った世界的なシステムとして概観すれば、軍産複合体とディープステートは、規模とシステムの完成度の違いはあれど、全く同じであると見るのが妥当だ。

変容したアメリカ

本体論を中心に原理の偉大さは、サタンの存在を明かにしたしたのみばかりではなく、堕落に至る詳細な分析と、堕落以後神様の復帰を詳細に解いたことにある。

お父様は生涯かけて神様の解放と、人類の解放のために歩まれた。犠牲が最小化されるよう自らを犠牲にして歩まれたのは間違いのない事実だ。

お父様が解明された原理を理解すれば、神様の存在ばかりではなく、サタンの存在を詳細に明らかにできる。サタンが人類に如何に侵入してきたかが詳細に理解できる。

このことを世の中の多くの人達と共有するには、目に見えない世界を、今起こっている現実の詳細な事実に紐付けてみる必要がある。

お父様は「変形共産主義に対備せよ」と言われ、日本でも小山田秀生氏を中心に研究されていた。全国的な教育もされ、その中で最も重要な指摘は、「フランクフルト学派」のアメリカでの影響である。

1960年代のヒッピー文化に影響を与えたマルクーゼ等は、アメリカを経由してその批判哲学が日本へも流入し、日本の文化人や学生に影響を与えた。当然それはアメリカ国民が最もその影響を受けて来た。


フランクフルト学派は(今回詳細な説明は割愛するが)、ヨーロッパでのセム主義批判(反ユダヤ主義)を回避するための、多民族、多文化主義を思想的に植え付けるための理論構築の役割を担った。

ナショナリズムを衰退させ、それによって民族間の調和の高まりが可能となる理想主義である。

アメリカ西海岸はカウンターカルチャーの発祥地だが、BLM等もマルクーゼの影響を受けていると言われている。

ザックリとした説明だが、古代から中東、ヨーロッパで迫害されてきたユダヤ人(或いはユダヤ系)は、特にイエス様以降国を失って流浪の民となった彼らは、最終的にアメリカの地で最も強いパワーを持つようになった。これは陰謀論や偏見ではなく事実の分析で、立派な現実の環境認識だ。

一例を示せば、第40代ロナルド・レーガン大統領政権下で、国務長官を務めたジョージ・シュルツ氏や、国防長官を務めたキャスパー・ワインバーガー氏は、ベクテル社でそれぞれ社長と副社長を務めている。

国務長官を務めたジョージ・シュルツ

国防長官を務めたキャスパー・ワインバーガー氏

確たる証拠は無いが、一般的に考えて国家の意思決定の最高位にあれば自身の出自の利益と関係なく、政策を立案実行するわけがないと見るべきだ。

 ご存じの方も多いと思うが、ベクテル社は世界最大の多国籍ゼネコンで、軍事インフラにも多くかかわっている。創業者はユダヤ人で上場をしていない私企業だ。

言うまでもないが、ネオコンの脈絡を辿ればトロツキストで反スターリン主義に繋がる。レフ・トロツキー氏は世界同時共産主義革命を唱えたが、ロシアでの革命を唱えたスターリンとの間で路線が対立、結果的にスターリンが送った刺客によってメキシコで暗殺される。彼もユダヤ人だが、スターリンはグルジア人。

レフ・トロツキ―

アーヴィング・クリストル氏は、ネオコンの父的存在。彼は正統派ユダヤ教徒である。

アーヴィング・クリストル

このネオコン文脈で見れば、ジョージ・H・W・ブッシュ大統領は、中国とのかかわりが強く、イラク侵攻によって独裁排除を掲げたが失敗、その後中東に混乱を生んでいる。現在も三男が中国とのコンサルティング事業を行っている。彼はネオコンだ。

但し、故ジョージ・H・W・ブッシュ大統領ご夫妻は、お父様が愛され、期待された大統領であることは、間違いない事実であることも付け加えておく。

ジョージ・H・W・ブッシュ大統領

更にネオコン繋がりで見れば、リチャード・チェイニー(ディック・チェイニーは愛称)国防長官は、ハリバートン (Halliburton Energy Services)アメリカテキサス州ヒューストンに本拠を置く多国籍企業のCEOで、アメリカ政府と10億ドルの契約がなされた時に問題となった。ブッシュ政権親子に使えた。

リチャード・チェイニー(ディック・チェイニーは愛称)国防長官

ウクライナ戦争後

仮にこの戦争でプーチン大統領を排除したとしよう、その後のロシアがどうなるか考えているのだろうか。どれほど邪悪な輩が跋扈するのか想像したことがあるのだろうか。

独裁者排除と民主主義の樹立という名目でアメリカは公式、非公式に北アフリカ、中東に介入してきたが、それらの国々は今どうなっているのだろうか。我が国の近隣がこの様な状況になったらと考える時が来ている。

領土的野心による侵略も問題だが、カオスがもたらす混乱も深刻だ。


認知戦から知能戦(智能化戦争intelligentized warfare)

中国の軍事戦略は、「世論戦」、「法律戦」、「心理戦」という「三戦」を重要視している。智能化戦争とは、「三戦」へのAI技術を適用し、「人に優しい戦争」を目指すとしている。


AIの軍事利用で、ピンポイントで狙ったターゲットのみを攻撃できる。恐らく戦域の特定なども困難で、地球全体が戦場になりかねない。中国を理解するには「孔子」を読んでも無理だと言われる。

中国では「孔子」は最も貧しい人達が読む書物、エリート層は「韓非子」⇒韓非子Wikiリンクを読んでいるそうだ。

洋の東西を問わず、うんざりするほど世の中には似たような奴らがいるものだと思う。

このような唯物的な物質主義(マテリアリズム)が極まり、恐怖と猜疑心が蔓延している世界がやがて訪れるならば、神様の審判が近いと感じている。韓鶴子氏は回帰可能地点を超えた。そして人類もまた回帰可能地点を超えたのかもしれない。

冒頭のお父様のみ言では、終末になれば、愛が現れ、愛の覇権時代が来るという。

ひょっとしたらそれは、世の中が愛に枯渇し、多くの人が愛に飢え乾くほど愛を求めざる負えない悲惨な時が来るということなのだろうか。神様の審判が近いのか。

サタンにとって愛は煩わしい、ただのノイズなのかもしれない。

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